キキャンプを初めて5年になり、その間に30以上のキャンプ場を利用してきました。
その経験の中でいつも「次どこに行く?」ということでキャンプ場を検索し、オフィシャルサイトや口コミなどをつなぎ合わせて行くキャンプ場絞ってきましたが、その度に「目的別で手軽に探せないかな〜」と思ったり「実体験に基づく包括的なコメントがないかな」と思ったりしました。
キャンプ場は設備、アトラクション、利便性、プライベート感、釣り、ファミリー向けなど様々な観点で探すことになりますが、このサイトではそんな方のために私がこれまでいったキャンプ場の中ではありますが、私がキャンプ場探しの時に検索キーにしていたキーワードに対していくつかのキャンプ場をピックアップしご紹介していきたいと思います。
第六弾の今回は「オーナーさんのセンスが光るキャンプ場」をいくつかご紹介したいと思います。
ご紹介の中身としては、サイトの広さ、設備の充実度、清潔さ、オーナー、遊びの充実度、周辺環境の利便性という6つの共通の評価軸により付けたスコアとご紹介のポイントを記載しておりますので初めてキャンプに行く方の参考になれば幸いです。
また、それぞれのキャンプ場に関して訪問時に記載したブログへのリンクをありますので、より詳細をご覧になりたい方はそちらもご覧いただければと思います。
滞在時の体験談や撮った写真をブログにまとめておりますので、よろしければこちらもご覧ください。
プライベート感溢れるキャンプ場に続き、二回目のご紹介になります。
そこでも触れた通りこのキャンプ場は4サイトしかないキャンプ場であり、それだけでもオーナーさんの並々ならぬこだわりを感じるのですが、伺ってみるとサイトの設備一つ一つが全て手作りであると同時に手作りとは思えないクオリティーとセンスを感じると同時に非常に高い機能性も兼ね備えており、驚きの連続でした。
1日に最大四組しか入らないキャンプ場ですので自ずとオーナーご夫婦とのコミュニケーションが増え、それもこのキャンプ場の大きな魅力だと思います。
自ら自分達のことをおとうちゃん、おかあちゃんと呼んでほしいという姿勢やゲストが共用で使える冷蔵庫があったり、時よりそこにオーナーご夫婦からの差し入れが入っていたり(我々のときはつみたてのブルーベリーでした。)、ゲストを家族のように迎えたいというお気持ちをとても感じるキャンプ場です。
このキャンプ場はもともとキャンプ好きなオーナーご夫婦がそんなお気持ちで一から手作りで作られたキャンプ場ですので、ぜひ一度おとうちゃんとおかあちゃんに会いに行って頂ければと思います。
滞在時の体験談や写真をブログにまとめておりますので、よろしければこちらもご覧ください。
コビットを訪れた方の多くは、このお話をご存知かもしれません。
コビットのオーナーは、以前に福島県浪江町でキャンプ場を開設したのですが、開設2年で原発の事故に会いキャンプ場を閉鎖せざるを得なかったという経験をお持ちの方です。
開設2年目であれば、きっとまだまだ負債なども残っていた可能性も高く、これから頑張ろうと思っていた矢先に自分の力ではどうすることもできない原発事故にあい、閉鎖せざるを得なかった心中はいかほどのものだったか想像することもできません。
しかし、それでも新たな地でキャンプ場を開設されたことを考えると、オーナー夫妻がどれほどキャンプを愛しているのかを想像することができます。
具体的には、それぞれのキャンパーがリラックスして過ごせるように一つ一つのサイトを広く取っていることであったり、水はけと寝心地の良さにつながる砂利が敷き詰められたサイト、すべての蛇口からお湯が出る炊事場、24時間生ゴミが出せるシステム、管理棟で販売されているものの品揃えなど、どれも細かいところではありますが、キャンプ経験のある方であればこれがあったらいいなと一度は思うようなところが満たされているのです。
コビットを称してキャンパーが愛するキャンプ場と呼ばれているのをどこかで見ましたが、まさにそんなキャンプ場ですので、キャンプ歴の長さに関わらず是非一度訪問して見てください。
滞在時の体験談や写真をブログにまとめておりますので、よろしければこちらもご覧ください。
「釣りができるキャンプ場」「プライベート感溢れるキャンプ場」「小さい子供が楽しめる水遊びキャンプ場」に続いてのご紹介になります。
4回目のご紹介ですがまだお伝えしたいことがあるという意味ではすごいキャンプ場なのですが、今回ご紹介するのはオーナーさんの運営上のこだわりです。
詳しくはブログにも記載しているのですが、これだけインターネットが普及しているにもかかわらず、また、これだけ人気があるキャンプ場にもかかわらずネット予約をあえてしていない雰囲気を感じます。
また、天候など自分たちがコントロールできない要因が影響することが多いキャンプにおいてキャンセル規約をどうするかはとても重要かつ難しいところで、一般的にはキャンセル料を徴収するか、もしくはキャンプ場が泣き寝入りするという二択の中で、宿泊券を配るという仕組みを取っている点もオーナーさんのこだわりを感じます。
ここまで話して何に対するこだわりなんだ?という話ですが(笑)、本当に来たい人、リピーターに対するこだわりです。
ネット予約は簡単ですが、逆に言えば気軽な気持ちで予約ができるということです。
また、キャンセルについて宿泊券を送ることについても本当に来たい人であればまた予約してくるという前提に立てば一度振り込んだお金を返金してもらったり、それを確認したりすることを考えると後日行くことを考えると非常によくできた仕組みだと思います。
一般的にはネット予約がないことやキャンセル規約についてはネガティブに捉える人が多いですし、そのような口コミも実際に少なからず見られますが、個人的にはそれは間違った認識であり、本心であろう本当に来たい人を大切にされているお気持ちは滞在しているととてもよく伝わってきますので、ぜひ自分の目で確かめていただければと思います。
そんな大原オートキャンプインそとぼうの滞在時の体験談や写真をブログにまとめておりますので、よろしければこちらもご覧ください。
今回はオーナーさんのセンスが光るキャンプ場ということで3つのキャンプ場を紹介してきましたが、どのオーナーさんも共通している特徴はキャンプを愛している、もしくはキャンパーを愛しているということではないかと思います。
その「愛」があるからこそ、キャンパーが求める様な設備、雰囲気、運営の仕組みを考え、それを実現させているのではないと思います。
日本オートキャンプ協会のデータによるとオートキャンプ人口は2012年をスタートに5年連続で増加しているとのことです。私がキャンプを始めたのは約5年前の2015年ですからまさにその増加したキャンパーの一人が私なのですが、まさにその渦中に年々キャンプする人が増えたのは肌感としてよく分かります。
一方で新しいキャンパーが増えることでアウトドアで生活する上で注意すべきことや他のキャンパーと壁がない状況で過ごす当たり前のマナーやルールなどについては誰にも教わることがなく、何もわからずにキャンプに来てしまう方も多い様に感じます。
今回ご紹介したキャンプ場はそのどれもそう行った新しくキャンプを始める方に対しても安心してキャンプができる様、チェックイン時にきちんと時間を取り、キャンプする上での注意点や当たり前のルールまで丁寧に教えてくれます。
そういう説明を煩わしいと思う方も少なくなく、ネガティブな書き込みをされる方も少なくないと思いますが、それでもキャンプを愛する既存キャンパーを守るため、新しいキャンパーにキャンプを楽しんでもらうため、愚直に努力するオーナーさんがキャンプライフを支えており、個人的には頭が下がると同時に自分も気をつけなければならないなと自戒する今日この頃です。
ということで「オーナーさんのセンスが光るキャンプ場」をご紹介してきましたが、誠に残念ながらオススメキャンプ場シリーズはここまでです。
実はまだまだ純粋にご紹介したいキャンプ場はたくさんありますし、色々なカットでお伝えしていきたい気持ちはやまやまなのですが、今回のシリーズは一旦ここまでとさせてください。
それではまた!
※スコアの計算の仕方
2019年3月30日
Tweet