やっと、行けました。
実は以前からteamLabの仕事に興味があり、teamLabが子供向けに作った「チームラボアイランド -学ぶ!未来の遊園地-」がお台場の方で開催されている頃からどんなものか見てみたいと思っており、平日に一人で行こうかなとも思いましたが、「友人から子供しかいないよ」と言われ、ん〜さすがに平日の昼間におかあさんと子供しかいないところに大きなおじさんが現れるのはちょっとおかしいと思い諦めていました。
しかし、4月に自宅から10kmくらいのところに「ららぽーと富士見」ができ、なんとその中に常設展示の形でチームラボアイランドが入ったのです!!
(と言いながら実は4月にオープンしたららぽーとの存在を5月のGW明けまで知らなかった私です。笑 )
ということで、本日子供を連れて行ってきました。
高度な技術や新しい仕組みを取り入れているのでしょうが、今回は敢えて純粋なお客目線、それもおそらくターゲットである子供連れ家族の目線でご紹介したいと思います。
アトラクションの中身については、それぞれ紹介していきますが似たような施設としてお台場のデックスにある「ソニーエクスプローラサイエンス」を想像してもらえるとイメージしやすいかもしれません。
ちなみに言葉で表現してみるとこんな感じ。
「野球の内野くらいのスペース(野球をやったことがない人はイメージしにくいですね、、、すいません。。。)の中央に、下記の「Light Ball Orchestra/光のボールでオーケストラ」があり、それを取り巻くように残りのアトラクションが配置され、それぞれのアトラクションは触れることで色や形が変わるデジタルアートになっており、いうなれば”体感型デジタルアート”アトラクションとでもいうべきでしょうか。」
、、、、私の表現力では限界のため(笑)それぞれのアトラクションを紹介するビデオを作ったのでそちらをご覧ください。
アトラクションは下記の6つがあります。
会場の中心に位置するアトラクション。幼稚園児くらいの子供たちがボールを押し押し、走り回っており、一番活発に体が動かせるアトラクション。
床に映し出された四角や丸の形をした足場をケンケンパで飛んでいくアトラクション。ビデオには映っていませんが足場の色と形は別途設置されているタッチパッド上で自分で並べ替えることができます。
丸テーブル上に映し出された小人や皿を動かすとその動きに応じて小人が跳ね回るアトラクション。
自分に塗った魚の塗り絵が壁一面のスクリーンに映し出された水槽にまるで生きた魚のように映し出さるアトラクション。
テーブル上で四角いブロックを動かすと道路や川が映し出され、まるで自分で街をつくっているような感覚を得るアトラクション。
壁の大スクリーンに静に流れ落ちる象形文字に触るとその文字を表す動物などが浮かび上がってくるアトラクション。
30分500円(一人)の料金のため30分を目安に回ることになるのですが、我が家族は20分くらいで全て回り終え、そのあとはもう一度試したいアトラクションをいくつか回るという感じでした。
上記の6つのアトラクションの中で8歳の長男が楽しかったと言っていたのは「お絵かき水族館」と「つながる!積み木列車」、4歳の次男は「まだ かみさまが いたるところにいたころの ものがたり」と「光のボールでオーケストラ」が楽しかったと言っていました。(年齢のせいか嗜好の問題か楽しいと言ったアトラクションが全く違うのが面白いですね。)
見終わったあとで妻と話した率直な感想は、「一度で十分かな。」という感じでした。。。笑
ちなみに2週間前に「むしむしわーるど」(詳細は「むしむしわーるど」をご覧ください。)に行った長男曰く僅差ではあるが「むしむしわーるど」の方が楽しかったとのこと。「未来遊園地」は一人500円、「むしむしわーるど」は無料。。。
まあ、これが率直な意見なんですね。^^;
個人的に思うことは、デジタルテクノロジーの変遷を見てきている大人にとっては「新しいな!」と感じたり、「こんなことできるんだ〜」と不思議に感じる楽しさがあるのですが、経験値が少なく、事前情報が少ない子供にとってはその他の初めてみるものと同じなんでしょうね。
何が言いたいのかといえば、つまり、初めて行ったアスレチックなどにある木製の「ケンケンパ」と未来遊園地の「つくる!僕の天才ケンケンパ」を同じ感覚でやっているのではないだろうかということです。
子供の体験学習という意味で考えると子供たちは「未来遊園地」を体験することで何を学ぶのだろうか。
子供の視点で見れば、
「ケンケンパで床に映し出された四角や丸を踏むと消えていく」
「ブロックを円卓の上に置くと道路の画像が浮かび上がってくる」
「自分が塗り絵をした絵をお姉さんに渡すと大スクリーンに自分の絵がまるで生きた魚のように動き回る。」
という単純に「楽しい」ものではないでしょうか。
と考えると、まさにこれは「遊園地」であり、体験学習的なものを期待するものではないのかもしれませんね。
また、スペースが限られている都会において手軽に楽しめるアトラクションとしてとても良いかもしれないですね。
でも、よくよく考えてみると「未来遊園地」のどのアトラクションも実現させようとするとセンシング技術とか座標計算アルゴリズムや動きをランダムにするアルゴリズムなどなかなか大変ではないかと思いますよ。
ちなみに、私がteamLabに興味を持った映像がteamLabのHPに載っていますのでご興味があれば見てみてください。 とても、美しいですよ。
そんなことを感じた「未来遊園地」でした。
2015年5月9日
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