以前こちらのブログ「那珂湊港で秋の爆釣り! 2017年」でもご紹介したことがある那珂湊港にまたまた行ってきました。
今回は2018年のこどもの日におとうさん二人、子供四人(小6三人、小2一人)の二家族で夜釣りに行きました。一緒に行ったご家族は普段からキャンプも一緒にいく仲のよいご家族ですが、前回のキャンプで夜釣りに連れていく約束をしたことから今回その約束を果たすべく企画した夜釣りでした。
一番小さいのはうちの小2の次男ですが夜釣りは初めて連れていく上にその他にもうちの子を入れて小6が三人おり、うち二人はほぼ初心者だったため実は少し心配の釣行でしたが、行ってみれば皆無事で釣果もあり楽しい釣行になったと思います。
ということでどんな1日だったかご紹介致します。
15時過ぎに自宅のある大宮を出発、餌や夜食を購入し、釣り場である那珂湊港には17時過ぎのまだ明るい時間に到着しました。
仕掛けの準備は明るい方がしやすいこと、また周辺の状況を明るいうちに確認することが怪我や事故を防止することもあり到着時間はあえて明るいうちになるようにしました。
またGW中でしたが全く渋滞なしで現地入りができ、滑り出し上々の釣行でした。
ちなみに帰りは現地を23時過ぎに出ましたが同じく渋滞知らずで到着しました。
那珂湊港については我が家族は常連であり、以前こちらのブログでも釣り場の特徴や実績ベースで釣れる魚をご紹介しておりますが、今回釣り座を構えた場所は一番小さい子が小2だったこともあり足場の良い外堤防の内側にしました。
天気は晴れながら風が少しあり上着がないと肌寒い天気で気温はおそらく17-18度だったのではないかと思います。
潮は中潮ながら釣行時間帯はちょうど満潮の潮止まりの時間帯でした。所謂潮があまり動かない時間帯なので実は初めからあまり釣果を期待していませんでしたが、、、、実際はなかなか楽しい釣行になりました。(^-^)
仕掛けは下記の三種類
ちょい投げ
サビキ
ブラクリ
港に着く前に釣具屋さんで情報収集したところ那珂湊港はサビキでサバが釣れており、投げ釣りでキスが釣れ出しているという話でしたがこの日は潮が悪かったこととねらっていた釣行場所に入れず、湾の奥になってしまった事もあり、回遊系の魚は難しいと判断。
また、初心者の子供達が入り易い釣りはやはりサビキ釣りなのですが、釣れないと面白くないと事、サビキに次いで釣れやすいのがチョイ投げであるため子供達にはチョイ投げ中心でやってもらいました。
エサはカレイでも掛からないかと思い、子供達には紅イソメを使わせ、私はアオイソメを使いました。
また、チョイ投げ釣りは結講インターバルの長い釣りでもありますので、間の時間暇になって余計な事、危ない事をさせないように足元にいるカサゴやメバル、精進ガニなんかを狙えるブラクリにサバの切り身を付けた仕掛けも用意し楽しんでもらいました。
さらにそれに加えてカニやエビを狙えるようカニ用の罠仕掛けにサバの切り身を入れておき足元に沈めておきました。
釣りを始めたのは夕方の18時くらい、潮で言えば丁度上り潮のときでしたが、釣りを始めてから小一時間は全く反応がなく、やはり日が悪かったかな〜と半ば今日の釣りを諦め始めていました。
そんなこんなで時間が淡々と経過する中で最初に反応があったのはやはり置きザオしていたチョイ投げ仕掛けでした。
当たりは何もないのですが、エサを変えようと仕掛けを回収するときになんだか重いなと感じ、巻取りの途中で軽くなるということが頻発し、そんなことを繰り返しているうちに、3回に一回くらいシャコが付いていました。笑
シャコはエサを自分の巣に運んで食べると言われますし、私のこれまでの経験上もシャコでもちゃんと当たりがあったのですが、この日は居食い(その場でエサを食べる)をしていたのかもしれずほぼ当たりがない状態で釣れました。
ちなみに当たりがないため釣りとしてはあまり面白くないものでしたが、自分の子供以外の子供たちも連れて来ているのもあり坊主を免れ一安心でした。^^;
ちなみにこの日のチョイ投げではアオイソメより明らかに紅イソメの方が当たりが良く、もしかすると夜釣りにはアピール力が強い紅イソメの方が良いのかもしれません。
次に動きがあったのは足元を狙っていたブラクリ仕掛けでした。
防波堤の際にブラクリにサバの切り身を付けて落としておいた仕掛けの竿先が時より激しく持っていかれることがあり、何回か合わせ損ねた末に最終的に30cmを超えるゴンズイが掛かりました。
ご存知の方もおられるかもしれませんがゴンズイという魚はゴンズイ玉という集団を作ると言われる魚で群れる魚です。そのためか立て続けに2匹釣れました。
ちなみにゴンズイは背びれと胸ビレに鋭いトゲを持っている魚ですので素手で触るのは厳禁です。
そんな事もありゴンズイは釣り人の中では外道中の外道であり、釣れても大体捨てられる魚ですが、今回はあまりに大きかった事、うちの子供が食べて見たいというので急遽その場でGoogle先生にそもそも食べられる魚か、調理法はどうか、独の有無などに付いて聞いたところきちんと処理をすれば食べられること、味はそんなに悪くなさそうという調査結果だったため持ち帰ることにしました。
その後もチョイ投げでポロポロとシャコが釣れたり、ハゼが釣れたりしましたが、パッとしないため、そろそろ上がろうかと思ったときにまた大きな動きがありました。
満潮を過ぎた微妙に潮が変動する時間帯で時刻としては22時過ぎだったと思います。
我が長男の竿に大きな当たりがあり、上手く合わせ、上げてみるとなんと大小2匹の穴子が付いていました!
そして、次に一緒に来た小6の子の竿に強い当たりが!
上げてみるとなんと50cmを越える立派なアナゴでした!
実はその子だけ一匹も釣れてなかったのですが最後に一発逆転の逆転満塁ホームランをかっ飛ばした形になりました。(笑)
とてもうれしかったらしく涙ぐんでおり、連れてきてあげてよかったな~と感慨深い思いでした。
そんなこんなで夕方17時過ぎから23時過ぎまでのこの日の釣果をまとめると下記になります。
シャコ 10匹(ちょい投げ)
アナゴ 3匹(ちょい投げ)
ゴンズイ 2匹(ブラクリ)
ハゼ 2匹(ちょい投げ)
スジエビ 3匹(カニ罠)
ちなみにスジエビはカニ罠に入った獲物です。
シャコ、アナゴ、ハゼについては餌はベニイソメとアオイソメの両方を使いましたが、ベニイソメの方が食いが良かった印象です。
なお、アナゴの釣果には前述した通り50cmを越える大型も混じりかなり良い釣果だったと思います。
また時間帯別に見てみると満潮(21時頃)過ぎの1時間程度の潮流時間に当たりが集中したことからやはり潮が動いていないとなかなか釣れないことを改めて実感しました。
今回はいつも持ち帰るアナゴとシャコに加えてゴンズイも食べるために持ち帰ってみました。
アナゴはいつも通り背開きで捌き、てんぷらにシャコは塩ゆでにしていただきました。
ゴンズイは背びれ、胸ひれに計3本の毒針をもっている上に体のヌメリにも毒性があるとのこと、でも食べると美味しいことをネットの記事を現地で確認し、持ち帰り、丁寧に毒針を切り落とし、ヌメリを取った上で三枚におろしアナゴ同様てんぷらにしていただきました。
ちなみに調理を動画にまとめましたのでご興味があればご覧下さい。
ちなみに私の食レポですが、シャコはほとんどの魚体が卵(のような黄色もの)を体の中に持っており、それが魚体を占めていたためあまり食べられる場所がありませんでした。
また、卵のようなものは苦く私も子供達も食べられませんでした。
アナゴはちょっと脂が少なくもの足りませんでしたが、アナゴはアナゴおいしくいただきました。
ゴンズイは時間をかけて丁寧に処理しましたがやはり皮は生臭く、身だけいただきましたが、その見た目からは想像できない淡白で柔らかい身で意外といけました。
でも、処理の手間を含めて考えると敢えて持ち帰って食べる魚ではないかなという印象です。
今回は潮のわりにはなかなかの釣果でしたが春の産卵前なのか産卵直後なのか魚自体あまり脂が乗っておらず秋口に食べたものに比べると物足りない感じでしたが、自分達が釣った魚はやはり格別で子供達は美味しい美味しいと食べていました。
実は今回が今年初の海釣りでしたが、記載した通り潮があまり良くなく、もともと那珂湊港の春はあまり良い思いをしたことがないこと、更には初の夜釣りで期待満々の町人の友人家族が一緒だったためかなり心配しましたが、おもいのほか釣果があり、中には大物も混じり、ほっとひと安心の釣行でした。
しかし、帰り間際にパタパタと釣れだしたこともありなかなか子供たちが帰るモードにならず少し苦労しましたが。(笑)
最終的に家の子供達だけではなく長男の友達にも新しい体験をさせてあげることができ、楽しい時間になったことがなによりよかったなと感じる今回の釣行でした。
終わり
2018年5月5日
Tweet