今回は強風が止む日曜日の早朝からの釣りを狙い土曜日の深夜から船形漁港を目指し出発。到着時間は0時過ぎでまだまだ風が強かったため時間潰しも兼ね風裏となるエリアで初めてのへち釣りに挑戦しました。
釣果はパッとせず小さなカサゴとゴンズイしか釣れませんでしたが、へち釣りについては色々勉強になりました。笑
そして、夜明け近くの4時過ぎには風も止んできたため紀州釣りをすべく狙いのポイントへ移動、実釣開始。
今回はそんな話です。
なお、船形漁港の場所、周辺環境などに関する基本情報については以前のブログ「ノッコミ期 36cmのチヌゲット!」をご覧ください。
天候 曇り時々晴れ
風 南西の風2-4mくらい
気温 21度前後
潮 中潮 潮高差 148cm
釣行日前1週間くらいの天候を見ていると概ね天気も良く、気温も常時20度を超えている日が続いていたこともあり魚の活性も高まっていることを期待していました。
一方活性が高まると餌取りの活性も上がるため少し心配でもありました。
ちなみに、水温計を持っているのにいつも通り測り忘れます。笑
ポイントはいつも行く船形のとあるテトラ帯になりますが干潮時で竿一本弱、満潮時には竿一本半くらいの水深がかなり沖まで続いている遠浅のエリアになります。
なお、テトラ帯と平行に左右に水深が浅く、真ん中が少し深めとなっており今回はちょうど真ん中あたりで釣りをしました。
当日の潮流ですがあまり強くなく、方向も一定せず。風もそれほど強くなかったため2枚潮になることもなく比較的釣りがしやすい条件が整っていました。
ロッド:0号 5.3m
リール:1500番
道糸:ナイロン(サスペンド)1.5号
ウキ:釣り武者超寝浮きType I・II、ダイワウキセンサーSlim・ M・ L
ハリス:フロロ1号
極小サルカン
ハリ:2,3号のチヌ鉤
ガン玉:なし
タックル・仕掛けは完全に紀州釣り仕様として、できる限り仕掛けは軽くすることを心がけました。
ハリについては後述しますが3号からスタートしたのですがなかなかフッキングしなかったため途中で2号に変更しました。
ウキはいつもは寝ウキ一本なのですが、今回は色々試す目的もありダイワウキセンサーも使ってみましたがこれが大当たりでした。
刺し餌はレギュラーメンバーであるオキアミイエロー、練り餌イエロー、さなぎ、コーンに加え、最近は実はイソメもローテーションに加えて試してみています。
撒き餌は前回釣行の残り(さっとオキアミ、チヌベスト黒、白チヌ、ウキダンゴX)+今回足したもの(湾チヌスペシャル+アミコマセ+ウキダンゴX、追加コマセ作り時には米糠と砂、押し麦、コーンを追加)
実は前の週に那珂湊にチヌフカセ釣りに行ったのですがあまりにも釣れず、しかもあまりに人が多く、さらにはマナーが悪い釣り人が多かったため早々に切り上げて帰ったこともあり大量の撒き餌が余っており、それをベースに今回の撒き餌を作りました。笑
紀州釣りのダンゴとしてはかなりイマイチだっため途中で上記のものを追加しながら徐々にダンゴをコントロールできるものに変えていきました。
グレ(オナガ):30cm 14時過ぎ 満潮潮止まり、練り餌もしくはオキアミイエロー、ダイワウキセンサーM
ヒラメ:36cm 15時過ぎ 上げ三分、練り餌もしくはオキアミイエロー、釣武者超ねうきType I
その他、小サバ多数
30cmのグレは20-30m沖を流している時に鋭くウキを抑えるようなアタリでヒット。
36cmのヒラメは、左手前の沈み石の周りに仕掛けが潮に押され流されてきたタイミングでウキが横に走った後、鋭く水中に引き込まれるようなアタリでヒット。
この日の釣行を振り返ると夜明けから朝まずめの時間帯はかなり当たりも多く、釣果を期待できる雰囲気でしたが、合わせても合わせてもフッキングせず、かかってもコサバという状態が続き、気づけば朝まずめの時間が終わっていました。笑
振り返るとおそらくだんごの状態が悪く、さし餌が底まで届いていなかったため中層に群れていた小サバの猛攻に合っていたのだと思います。
ただ、これはフカセ釣りの残り物を使っていたことからある程度は覚悟していましたが、良形のグレでもかからないかなという淡い期待を持って挑みましたが釣りはそんなにあまいものではない様です。笑
そんなこんなしていると前回の残り撒き餌が少なくなってきたため、ここぞとばかりに米糠と砂を足し、全体のバランスをとると同時にハリを3号から2号におとし、本格的に紀州釣りを再開してからパタパタとグレ、ヒラメと釣れました。笑
やはり紀州釣りはダンゴが命だということを痛感。。。
また、今回はウキ下もこれまでのトントンから少し這わせる形をとり、できる限りさし餌が底に止まると同時にダンゴが割れた位置から動かないようにしたことも功を奏したかもしれません。(とはいえ本命のチヌは釣れていませんが。笑)
なお、ヒラメが釣れた時は正直驚きました。
紀州釣りでヒラメが釣れたことはなく、あまりに驚いて刺し餌がなんだったかも忘れてしまいましたが、少なくとも一般的にフィッシュイーターであるヒラメが捕食するような餌は使っておらず正直不思議です。
ただ、可能性として上述した様に当たり方がウキとラインが左右に動き回る不思議な現象が起きた後にウキが沈み込んだため、推測ですが小サバが最初にかかり、その小サバをヒラメが捕食した可能性もあり、結果的に泳がせ釣りのような形になったのかもしれません。
なお、釣れたヒラメを家で捌いている時に胃の中を見てみたのですが大量の小サバが入っていたことも上記推測の理由の一つです。
ということで今回は食べ頃サイズのメジナと思わぬゲストであるヒラメが釣れたため、釣れてすぐに〆て、血抜きをし、アイシングした上で家に持ち帰りました。
帰宅時間がかなり遅かったこともあり、ひとまずそのままチルドルームに入れ、翌日の午後に捌き、その晩にグレは刺身としゃぶしゃぶ、ヒラメは刺身でいただきました。
写真を取り損ねたためちょっとだけ食レポするとグレはなんだか異様に脂が乗っており、刺身もしゃぶしゃぶもいつも通りの絶品でした。
ヒラメは、、、最強です。笑
あまりに美味しかったため長男と次回はヒラメを狙おうなんて話をしながら美味しくいただきました。^^
今回は5月下旬と一般的にはノッコミ後期に当たると思いますが、その辺りは地域差もかなりあると思うので今回調査に行ってみましたが残念ながらチヌは釣れず。
ノッコミ後しばらくはチヌが一番釣れない時期という話も聞いたことがありますが今回はまさにそういうタイミングだったのか。はたまた自分の腕の問題なのか。
おそらく後者。笑
今後も精進します。笑
ちなみに今回はチヌのお友達であるフグもボラもあまり姿を見ず、小サバだらけだったこともノッコミ後期というタイミングに加えチヌの活性に影響があったのかもしれません。
ということで次回に向けて今回学んだことをまとめると、、、
・紀州釣りのダンゴにはこだわるべし。
・紀州釣りはウキ下にこだわるべし。
・今回のような比較的穏やかな天候・潮流の場合にはウキ下はトントンより少し長めが良い。
・さらにはウキは感度が良いダイワウキセンサーが効果的
・小サバを狙ってヒラメを狙う泳がせもあり。笑
なお、あれだけの小サバがいればフィッシュイーターであるヒラメに限らずシーバスなどもいる可能性が高いため次回もし夜から行く場合にはルアーで狙ってみるのも手かもしれず、密かに計画中。笑
ということで今回の船形釣行でした。
最後まで読んでくださりありがとうございます。また、お会いしましょう。👍
終わり
2021年5月30日
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