2020年の年末から2021年の年始にかけて4泊5日で南房総に釣りキャンプに行っていた話は以前差し上げましたが実はその時に始めたチヌフカセ釣りにはまってしまいました。
その時の釣行についてはこちらをご覧いただければと思いますが大物に糸を切られ、かなり悔しい思いをしました。。
そのため、リベンジすべくその後も毎週のように通い、とうとう今回やっつけてやりました!笑
そんな釣行ですがよろしければ読み進めていただければと思います。
千葉県館山市周辺にはとても魅力的な釣り場が多いですが、自衛隊駐屯地の裏にあり夏場は多くの海水浴、磯遊び客が訪れる人気のスポットです。
沖ノ島はその名の通り沖ノ島という島とその手前の護岸帯に分けられ、夏場は多くの海水浴、水遊び客が訪れますが、釣り人はその手前の護岸帯を主な釣り場にしており、私も今回そこで釣行しました。
釣り場としてはテトラ帯が100mくらい続いているエリアであり、テトラから2mくらい張り出した足場が20m間隔くらいであり、多くのチヌ釣り師がそこで釣りをしています。テトラから水深2-3mくらいのシャローが数m続き、そのさきは階段上に深くなり深いところで5mから10mくらいの水深となります。海底は砂地が基本ですが所々に岩礁帯や沈み根が点在しているような釣り場です。
なお、沖ノ島から車で5分くらいのところにセブンイレブン、さらに車で2-3分走ると釣具屋さんがあるという釣り人には非常に利便性が高い場所です。
太洋釣具餌センター
また、トイレは私は行ったことはないのですが護岸をずっと進むと沖ノ島の周辺にあるとのこと。ちなみに妻の話では所謂一般的な公衆トイレなので綺麗さはそんなに期待できないようです。笑
今回私の釣り座はおそらく沖ノ島護岸の中でもかなり手前の場所ですが、到着時からかなり魚っけが濃く、足元に多くの小魚が目に入りました。
釣行日は1/30の土曜日。
朝一で少し用事があったため泣く泣く釣りは午後からに。
天気は快晴。
気温は7-8度、風は北西の風が2-4m。
ここの釣り場は北の風が吹くと向かい風になり、風速が5mを超えると正直釣りにならないし、満潮時には波を被りますがこの日は本当に穏やかな天候に恵まれ、釣り日和でした。
釣りはしたのは昼の12時から暗くなるまでの5時半くらいまで、潮は中潮、釣り開始時がど干潮だったことから干潮から次の満潮の時間(潮高差約80cm)にちょうど釣りをした感じでした。
左前から吹く風と潮の流れで仕掛けが手前手前に流されてくる中での釣行となりました。
ロッド:1.5号 5.3m
リール:3000番
道糸:PE1.5号
ウキ:円錐ウキLL 0号
ハリス:フロロ1.5号
ハリ:チヌバリ3号
ガン玉:G5×2
さし餌は色々な可能性を探りたかったので下記の3種類をメインにしました。
生オキアミ
サナギコーン(ゲキアラ)
練り餌(イエロー)
撒き餌
生オキアミ
V10
仕掛けは所謂全誘導仕掛け。
0の浮きにウキ止めゴム、G5をハリスの根元につけた簡単な仕掛けです。
途中仕掛けの馴染みが悪かったためG5をもう一つ打って調整。
さし餌は、基本生オキアミのL、練り餌のイエロー、サナギとコーンを用意、撒き餌はV10に生オキアミというブレンドで挑みました。
上記のような絶好の天候、ちょうど満潮へ潮が動く絶好のタイミングで釣りを開始したのですが、やはりタイミングがよかったのか開始後3投目でいきなりかなり大きなチヌがかかりました。
見た目にはおそらく40cmを超えていたのですが、なぜ見た目にはと言っているかというと、、、実はバラしました。笑
明確な当たりがなく、餌を替えようと仕掛けをあげたらいきなりずしっと来た感じだったのでおそらく居食いしていたのではないかと思います。
あまりの大物のあまりにいきなりのあたりに動転してしまい、無理なファイトをしてしまったためサルカンとの結束部分でハリスが外れました。。。
おそらく、最初の結束が甘ったのもあったと思われ、準備不足を痛感、次のあたりに備え仕掛けをしっかりと作り直しリスタート。
その日は魚っけムンムンで撒き餌をまけばそのあたりで何か大型の魚(おそらくボラ)が乱舞しているかと思えば、ウキの横を悠然と大型のシーバスが通り過ぎて行ったり(笑)、何か起きる予感しかしない感じでした。
そんな中二発目のアタリはいきなり来ました。
時間は1時半くらいだったと思いますが、あまり明確なアタリがない中で餌が取られる状況が続いたため思い切ってさし餌としてオキアミを抱き合わせる形で二つつけた一投目でひったくるような明確なアタリ、即座に合わせたところ31mの綺麗なチヌが釣れました。
このチヌをあげたときの感触とその前のバラしたチヌの重量感が全く違ったためこの時最初にバラしたチヌの大きさを思い知らされました。
やはり逃した魚はでかいのである。笑
次のアタリはそこから1時間くらい経過して来ました。
この時もあまり明確なアタリはなく、なんとなくウキがもぞもぞ動いている感じはあるが食い込まない時間が続きましたが、同じようにオキアミダブル付けを何回か繰り返しているとズンとウキが沈みました。
先程のアタリのような明確なものではないですがウキが水面下にぐっと沈み込み押さえ込むようなアタリで36cmのお腹パンパンのチヌが上がりました。
結局、この日は餌取りも全く釣れることなく、このチヌ2匹で釣行を終えました。
私は基本的に食べられる魚しか釣らない、釣った魚は食べる派ですので、今回もこの2匹のチヌを持って帰って食べるべく、釣ってから帰るまでビクに入れてチヌを生かしておき、帰る間際に生きじめ、血抜きをして持って帰りました。
自宅まで約2時間、家族に食べさせるために急いで帰り、帰ってすぐに調理開始。両方とも3枚におろし、骨や頭は出汁を取るべく煮込みました。
まずは釣りたてを刺身でいただきましたが、臭みは全くなく、コリコリとした歯応えともっちりとして食感を両方楽しむことができ、噛めば噛むほど味がある非常に美味しい魚でした。
寒チヌは脂が乗っていると聞いていましたが思ったほど脂はなくヒラメの上品な食感と味わいで驚きました。
ちなみに妻と長男はうまいうまいと言って完食していました。笑
穏やかな陽気の中、遠くの海越しに富士山が見える気持ち良い1日で良い型のチヌが2枚釣れ、大満足の釣行でしたがこの日の一枚に到達するまでは長かった・・・笑
チヌフカセを始めたのは前述の通り2020年の年末でしたが、この始めた日に衝撃的なチヌの当たりが何度かあり、その都度ばらすという悔しい思いからチヌフカセの旅は始まりました。
その悔しさからそこからほぼ毎週末、風が強い日だろうが寒い日だろうがチヌ釣りに行きましたが釣れず。。。
そのため家にいる時にチヌ釣りの動画やHPを見まくり、勉強しまくり、自分なりの戦術を組み立てて今回挑みましたがどうやらそれが今回はハマったようです。
自己分析ではありますし、結果論かもしれませんが自分なりになぜ今回釣れたのかを改めて整理すると何点かポイントがあった気がします。
まずは大前提として天候と潮が良かった、つまりタイミングがよかったという点はあるのですが、それに加えて、仕掛けと釣り方が大きかったと思います。
具体的には餌取りをかわし、底までさし餌を運ぶために遠投し仕掛けの姿勢を修正し、撒き餌と同じスピードでさし餌が流れ、食わせのポイントまで誘導できたことが大きかったと思います。そして、それを狙って全誘導仕掛け+G5で攻めた事が正解だったと思います。
(ちなみに上潮がキツかったらウキを00にしようと思っていました。)
また、撒き餌に比重が重く、白濁が強いV10を使ったのが正解だったようです。
つまり、今回は仕掛けの馴染むスピードと撒き餌の落ちるスピードが絶妙にマッチしたのでしょう。
ということで今回の釣行を通して学んだことなんだったかというと
1. 撒き餌の選択と仕掛けの選択のバランスが重要であること
2. 撒き餌を正確に打てることが重要であるということ
また、次回に向けての修正点は、
1. 長時間の釣行、かつラインでアタリを取る釣りの場合には竿をもっと軽いものにしたい。正直かまかつマスター2が欲しい。笑
2. 今は長さと安さ重視のたも網を使っているが重くて結構辛いので軽くて取り回しのしやすいたも網が欲しい。笑
3. あとは少しローライトになるとウキもラインも見づらいため良い偏光サングラスがほしい。(笑)
とまあ、釣れたからの悩みでもありますが、釣りに行くたびに欲しいものが増えてしょうがないです。爆笑
そんな今回の釣行でした。が次回以降余裕ができたきたら動画撮影なども試みたいと思いますのでお楽しみに。
終わり
2021年1月30日
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