2021年の年始から本格的に始めたチヌのフカセ釣りですが1月30日「フカセ釣りで初チヌゲット!」釣行で初チヌをゲット、そして、その約1ヶ月後の3月6日「40cmオーバーのチヌゲット!」で自己新記録を更新。それからも毎週末通いましたが釣れず。。。。
そして、今回やはり1ヶ月ぶりにノッコミ期のチヌを一匹ゲットしました!
実はここ2週はダンゴ釣りに挑戦していましたが、今回のこの一匹はダンゴでの初めての魚になります。そんな釣行でした。
今回訪問した船形漁港は千葉県館山市の中でも黒鯛の魚影が濃いことで有名な漁港ですが、実は以前まだチヌ釣りを始めたばかりのときに伺いましたが、足場が悪いこと、しかも気温が低くく、風もかなり強かったため全く釣りにならずかなりの苦行でした。笑
ちなみに釣り場としてはかなり整っており、漁港内にトイレもありますし、飲食店もあること、さらには漁港自体がかなり広く、釣り座の選択肢もかなり豊富であるため初心者から家族連れまで幅広い層が釣りを楽しめるポイントだと思います。
今回私の釣り座は船形漁港の中でも造船所裏という最も西側にあるエリアですがその堤防の真ん中の場所を釣り座に選びました。
水深は満潮時で竿1.5本、干潮時で2ヒロくらいで海底は手前10mくらいは石積みだがそのさきはおそらく砂地だと思います。
また10m以上先は釣り座の正面右側の一部が深くなっており、その両サイドは浅くなっている感じでした。
上記水深はその深場のものですが、その水深・海底形状がそのまま沖まで続いている様子で全体的にかなり水深は浅い場所だと思います。
当日の潮は9日が中潮、翌10日が大潮。
天候は晴時々曇り時々雨
気温は9-14度
風は南もしくは北(風裏)。基本的に背中方向からの風だが時間帯により右後方もしくは左後方に変化
潮の流れは上り潮時は左から右、下り潮時は右から左という感じですが潮流自体はあまり速くなく、 潮 感じでもなく比較的釣りやすい1日でした。
ロッド:0号 5.3m
リール:2500番
道糸:ナイロン(サスペンド)1.5号
ウキ:釣武者 超寝ウキType-IIなど
ハリス:フロロ1.5号
ハリ:3号(イエロー、黒)
ガン玉:なし
さし餌は下記の3種類をメインにしました。
生オキアミ(イエロー)
サナギコーン(ゲキアラ)
練り餌(イエロー)
撒き餌
生オキアミ
チヌダンゴX+DASH+激荒
細さなぎ
+現地調達のフナムシ(でも釣れませんでした。笑)
重りを全くつけず、できる限り仕掛けを軽くするダンゴ釣り仕掛けで今回は挑みました。また、ウキは自立ウキ、寝ウキ、夜は電気浮きなど色々試しましたが最終的に釣武者の超寝ウキに落ち着きました。
最終的な釣果は9日夕方から釣りを開始し、スタート直後の夕まずめにフグ数匹、夜もフグが数匹とゴンズイ、10日の朝まずめはグレ一匹、チヌ一匹(36cm)
9日の夕まずめ時、魚っけムンムンであり、よく当たりも出たが釣れるのはフグばかりでした。そして、そのまま日が暮れ夜釣りに突入したが干潮潮止まりに近づくにつれ、アタリは遠のく。
上潮に変わり出して深夜0時前後も明確なアタリはなく時間だけが経過していきました。
そして10日の満潮時間を折り返し夜が明け下げ潮に変わった朝6−7時の間に小型のグレ、36cmのチヌが連発で釣れました。
この時は弱みに右手前から左奥に流れていく潮だったため仕掛けが沖に引っ張られる形。風はほぼありませんでしたので2枚潮ではなかったと思います。
当たりウキは寝ウキ、アタリはダンゴが割れたと同時くらいにウキが立ち、そのまま沈み込みような力強いものでした。
なお、この時はダンゴが比較的早めに割れるように設定していたので勝負が早かったです。
また、食べるときに釣れたチヌの胃のなかを見てみましたが、抱卵しており見事に乗っ込みチヌだったためこの場所はチヌの産卵場所であることは間違いないことも分かりました。
大潮のため潮高差が激しかったがこまめに棚を調整。だんご釣りは棚をとんとんもしくは宙切りがしっかりできるとアタリがきちんと出ると実感。逆に這わせる形では今回はアタリが出ず。しっかりサシエサを見せたいときは這わせるといいというが厳寒期や食いが渋い時は有効なのかもしれません。
グレ、チヌはいずれも朝7時の下げ3分に集中。
サシエサはオキアミイエローのみが当たる。
釣果のポイントは棚合わせ(深さ)とポイント(横の位置)を作り、そこに繰り返し正確に仕掛けを入れることであると痛感。
うきはいろいろ試したが釣り武者超寝浮きが一番見易かったし、アタリも取りやすかった。
今回取ったアタリはすべて明確にうきが沈み込むアタリだったがキンクもあったことから次回はシモリアタリや小さなアタリもとってみると釣果が伸びるかもしれない。
最終的にチヌの胃の中を確認したところ抱卵していたため乗っ込みチヌであることは間違いなく、ノッコミ期の釣行であったが正味約16時間の釣行で釣れたのは夕まずめと朝まずめだけでした。
おそらく、釣り開始の夕まずめの時間帯は撒き餌も効いておらず、チヌ含め魚を寄せられていなかったと思われますが、実はかなり魚っけがありました。
逆にグレとチヌが釣れた朝まずめのタイミングは夜のうちに撒いた撒き餌が効いていたので釣れたのだと思われます。
グレとチヌそれぞれ刺身と塩焼きで美味しくいただきましたが、しかし半日でほんの1時間の時合いとなんと短いことか。笑
そして、夜間の釣れないこと釣れないこと。。。笑
その後、色々調べましたが夜はチヌの警戒心が薄れると書かれているが本当だろうか。
もしくは根本的に習性が異なりフカセやだんご釣りでは釣れないのだろうか?
ノッコミ期は水温が下がるので夜は釣れないという記事もあったが、厳寒期も釣りをしたが1−2回は当たりがあったので可能性はゼロではないはずだと思ったりもします。
また、ノッコミ期の夜はチヌが口を使わないという記事もあったが理由については記載がありませんでした。(魚ではないのでそりゃそうか。笑)
しかし、産卵前のアラ食いというがそれなら夜でも餌を食べそうだが、もしかすると夜は警戒心が薄くなるが口を使わないのには例えば産卵場所探しや産卵前の体力温存など別な理由があるのかもしれず。そういえば、以前夜のブッコミ遠投でチヌを狙ったときにはキンクがあったためもしかすると夜チヌは沖に移動しているのか?もしくは目が極端に悪い?
そんなことを考えていると偶然クロダイの視力は0.14という記事を発見、また両目の視野は前方30度しかない上にクロダイの目は下を見るのに適しているという記事も見つけた。
となると夜はチヌにとってはかなり見えづらい環境になると思いますので、警戒心は弱まるというより高まると推察でき、さらにそもそも見づらくなるため餌も見つけづらくなると推察できます。
と考えるとブッコミ釣りで餌を下に這わせ、ゆっくり待つ釣りが合うのは合点がいくし、実際ブッコミでキンクがあったのも納得がいく。
となるとフカセもだんご釣りもハリスを底に這わせた方がいいかもしれない。ただ、だんごのように水面に大きな音を立てるのは避けるべきかもしれない。
ということで次回の夜チヌ釣りではぶっ込みで狙うか、遠矢浮きで這わせて長いインターバル作って釣るか。
また、今回はチモトホタルを針上10-15cmのところで使ったがチモトホタルは警戒心が高まるので避けるべきという記事もあればハリの上5cmと記事もあり悩むところだが夜は実は視力の観点から警戒心が高まっていると考えると次回の使用は避けたいところだ。
ということで次回の作戦も決まったのでこの辺りで終わりたいと思います。
今後もチヌを狙っていくのでお楽しみに!
終わり
2021年4月9-10日
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