いや〜様々なことがあり実に9ヶ月ぶりのキャンプです。
と言いますのも実は昨年最後のキャンプである丸沼高原オートキャンプ場(そのときのブログはこちら)でキャンプを楽しんだ2週間後にボルタリングで落下し腰を強打してしまい、それから数ヶ月は自由に動けない状態となってしまったのです。(涙)
昨年は初の冬キャンプも楽しもうと思っていたのですが、冷えは腰の痛みを助長することもあり、そもそも重たいキャンプ道具を運べる体の状態ではないこともあり断念。。。。その結果、そこからのキャンプシーズンを全て棒に降ってしまったのです。。。
そして、首を長〜くして待ち望んでキャンプに今回やっと行けました!!
9ヶ月ぶりのキャンプ、そして今年初めてのキャンプは一泊二日で長野県長和町にあるミヤシタヒルズオートキャンプ場です。
長野県のキャンプ場は以前に赤倉の森オートキャンプ場に伺って以来2度目になりますがミヤシタヒルズは小高い山が多く豊かな水が特徴である長野県のキャンプ場らしいキャンプ場でした。
それでは、ご紹介したいと思います。
ミヤシタヒルズオートキャンプ場は、私が住んでいるさいたま市からは関越自動車道から上信越道を経由し東部湯の丸インターで高速を降り、そこから142号をひたすら小一時間走ると到着します。
さいたま市からは3時間強というところですが都内からの場合には関越自動車道、中央自動車道の両方から行けると思いますが、おそらく中央自動車道から行った方が若干早いと思います。
ミヤシタヒルズオートキャンプ場に到着すると大きな看板が出迎えてくれますが、そこに「since 1989」と書かれており、すでに30年近く経営しているある意味老舗のキャンプ場なんだと思います。
受付をしてくれた30代の男性の方はきっと2代目なんだろうななんて想像しながらチェックイン済ませました。
サイト数はフリーサイトを入れるとおよそ40サイト、それに加えてロッジが9棟あるという中規模のキャンプ場だと思います。
トイレや炊事場も非常に清潔にされており、30年近く経営されているキャンプ場の貫禄を感じるとても安心感のあるキャンプ場でした。
今回我々がテントを張ったのは35と書かれているAC電源があるサイトでしたが、白樺の木々に囲まれた木漏れ日がとても気持ちよいエリアでした。
この日は普通の土日でしたお客さんは我々を含め8組でなぜかお客さんがサイトマップの向かって左側に集中していました。
とはいえ8組/40サイトですので各エリアに一組という非常に贅沢な使い方を皆がしていました。笑
また、写真にはありませんが、サイトマップの向かって右側にある管理棟の前は芝生がとても綺麗に整備されている広場になっており、小さい子供が遊ぶにはとてもよいと思います。
さらにキャンプ場の中央には小さな沢が流れており、ちょっとした川遊びができますが我が家の長男がそこでカエルを捕まえたと言っていました。
ミヤシタヒルズの良さは何と言っても森林浴かなと思います。
キャンプ場自体が森の斜面を切り開き、元々の木々をそのまま残す形でサイトが作られているようで、各区画が木々で区切られているため、一定のプライベート感を醸し出しています。
また、その木々が適度に日光を遮ってくれるため日差しが強いときでも心地よく過ごせると思います。
後で知ったのですが、キャンプ場自体が標高1000m近辺に立地しているとのこと、おそらく真夏でも涼しく過ごせるのではないかと思います。
今回伺ったのは梅雨が始まったばかりの6月中旬でしたが、梅雨にもかかわらず天候に恵まれ、日中の最高気温は25度くらいまで上がりましたが、夜は一気に15度くらいまで気温が下がったため薄手の寝袋だった私は寒さで何度も起きる羽目になりました。笑
写真は全てテントを張ったサイトの周辺で撮ったものになりますが、なんとなくキャンプ場の雰囲気が伝わるでしょうか。
今回は、一泊二日だったため実はあまりキャンプ場内の探検ができませんでしたが、印象としては森林浴と木々の隙間から差し込む木漏れ日を感じながらゆっくりとキャンプそのものを楽しむというスタイルが向いているキャンプ場ではないかと思います。
そういう観点でいえば、ご年配のご夫婦やそれなりに年齢の言った大人の隠れ家的に使うと楽しいかもしれません。
敢えて気になったことを言えば、キャンプ場自体が国道142号に隣接しているため、142号を通るトラックの音が意外と耳に入りちょっとその辺りは残念でした。
ちなみに左上の写真は、焚き火をしている時に偶然現れたセミです。真っ暗になってから突然現れたのでおそらく孵化したてだったのかもしれません。右上の写真は炊事場にいた大きな蛾です。あまりの大きさに思わず写真を撮ってしまいました。笑
ちなみにこのキャンプ場は中央にある看板の前であれば花火をすることが出来るため花火も楽しみました。花火を初めてスローで撮影してみましたが、火花がゆっくり弾ける感じはなかなか興味深い映像でしたよ。興味がある方は右下の動画を見てみてください。
今回ミヤシタヒルズにキャンプに来た理由の一つが実はこの「かどや自然園」です
実はこの前の週にも長和町にきているのですが、その時に合間の時間に立ち寄った「かどや自然園」を家族全員が気に入ってしまい、なんと2週連続で来ることになりました。笑
なお、そのときのブログがこちらになりますので、よろしければご覧ください。
「かどや自然園」はミヤシタヒルズオートキャンプ場から車で10分くらいのところに位置しているフィッシングパーク兼レストランです。
森の中の自然と調和するように立っている建物や自然の造形をそのまま活かした釣りエリアはとても美しいです。
また、エリアの真ん中にあるニジマスの養殖場や養殖場と釣りエリアの高低差を活かした滝、さらには敷地内を流れる大小の沢から放出されるマイナスイオンがなんとも心地よい空間を作っています。
さらに私は大の魚好きですので養殖場を流れる綺麗な水の中を泳ぐニジマスやヤマメ、イワナ、信州サーモンを見ているだけなんとも楽しいのです。笑
ちなみに何が今回我々をここまで駆り立てたのか。実はその前の週には味わえなかった「かどや自然園」のご飯がどうしても食べたかったのです。
「かどや自然園」のレストランメニューは4つの定食とデザート、ドリンクで構成されており、今回我が家族は、長男がイワナの塩焼き定食(写真左下)を、妻がイワナ丼定食(写真右上)を、そして、私が信州サーモン刺身定食(写真左上)をいただきました。
みんなで交換しながら食べましたが、どれもとてもとても美味しく2週連続で来た甲斐がありました。しかし、ナンバー1は全員一致でイワナ丼定食でした。
カラッと揚がったイワナに少し甘みのある醤油ダレがかかっており、食べたことがない美味しさでした。(食レポ下手ですね・・・表現力が乏しくすいません。)
このイワナ丼を食べたいから来週もう一度「かどや自然園」に行きたいと長男が言うほどの味です。笑
ちなみに写真右下にあるお料理は、女将さんが2週連続で訪れた珍客(笑)にサービスで出してくれた信州サーモンの大葉つつみ揚げですが、これまた驚くべき味でした。
あまりに美味しいので妻が女将さんを質問攻めにしたところ単に信州サーモンを大葉で包んであげているだけではなく、一晩特製のタレにつけた信州サーモンを人参をすりおろしたものを混ぜた衣であげているとのこと。正規のメニューにないメニューですが運がよければ食べれるかもしれませんよ。
その他にも子供達が苺スムージーをいただきましたが、そちらもとても美味しく、大満足の昼食でした!
実はこの日は午前中にかどや自然園さんで昼食をいただいた後にミヤシタヒルズにチェックインし、テントの設営などが終わったところで再度かどや自然園に戻りニジマス釣りをしました。笑
前回は、かどや自然園でお借りした竿2本でニジマス10匹でしたが、食い意地が張っている我が家族は今回はどうしてもニジマスの唐揚げをお腹いっぱい食べたいということで、4mを超える延べ竿と自作の仕掛けを用意しニジマス釣りに挑みました。(ちなみに竿を自分で持ち込むと100円割引になります。)
我々が釣り出したタイミングで大量のニジマスが生簀からフィッシングエリアに移されたこともあり、それはもう入れれば食いつくという入れ食い状態のまま1時間があっという間に過ぎて行きました。
そして、気づけば釣果は前回の2倍の20匹!
釣りが終わった後全て唐揚げにしてもらいましたが、さすがに家族4人がかりでも20匹を一度に食べることはできず、2匹だけお持ち帰りし、翌日私は朝食にいただきました。(18匹も食べたのか!笑)
ちなみに左上の写真は、ニジマスの養殖生簀の写真ですが、かどや自然園はこんな生簀が12区画くらいあるとても大きな養殖場でもあります。右上の写真は、生簀の中で水を遡ろうとするニジマスたちです。あまりに綺麗だったので思わず写真を撮ってしまいました。笑
かどや自然園さんの良さは美味しい食事やニジマス釣りもあるのですが何よりも可愛らしい手書きのメニューと素敵な笑顔で出迎えてくれる娘さんと奥さん(女将さん)なんだと思います。
ちなみに「かどや自然園」さんについて初めて取り上げさせていただいた前回のブログ内で手書きのメニューなどを作られた方を奥さんと勘違いしていましたが実はその方は娘さんとのこと、大変失礼しました。(陳謝)
ミヤシタヒルズで一泊した帰り道に危険生物好きな長男がどうしても寄りたいというので、行きの道中で看板を見つけた蜂天国に行くことにしました。
入場無料ということもあり、あまり期待していませんでしたが、意外や意外お客さんが入れ替わり立ち替わり入っており、しかも館内に展示されているものが初めて見るものだかりで意表を突かれました。笑
館内には館長のスズメバチへの熱い思いとスズメバチの生態に関する説明、そしてスズメバチの標本と巣などが展示されているのですが、大きさ・形が様々な「巣」がものすごく数展示されており、中にはギネス認定されたものも展示されていました。その数、、、数えていないですが100以上はあったと思います。
写真はほんの一部ですが、スズメバチの巣といっても様々な形、様々なものに巣がくっ付いており、扇風機にくっ付いた巣や弁天様の置物にくっ付いた巣、新幹線の形をした全長5mくらいはあろうかという巣なども展示されており、どうやったらこんな形にスズメバチの巣を作ることができるのだろうかと想像しながら見て回るのもいいかもしれません。
どうしても来たかった長男はスズメバチの生態などを熱心に勉強しており、色々と勉強になった様子だったためそれだけでも行ってよかったかなと思います。
ちなみに左上の写真が建物の前の看板、右上の写真が入ってすぐのところにある2m近くあるスズメバチのフィギュアです。また、右の上から2番目の写真はオオスズメバチの女王蜂が入った蜂蜜です。
また、私は写真を撮ることに一生懸命かつ先に先に行きたがる次男に連れまわされたためゆっくりと説明などを読むことができませんでしたが、妻曰く有害昆虫と言われれるスズメバチですが、スズメバチは悪くないということが切々と説明されていたとのこと。館長のスズメバチへの愛情がとても伝わってくる内容だと言っていました。
広さが200㎡を超えるフロア2階分にスズメバチに関する様々なものが展示されているのですが、この施設を維持するだけでもかなりの費用がかかると思われ、それを無償で開放していることを考えても館長のスズメバチへの愛情の深さが伺えます。今回はあまりきちんと見れなかったため次回立ち寄る機会があればゆっくり拝見したいと思います。
ちなみに蜂天国は上信越道東部湯の丸インターから数キロのところにありますが、インターを出ると右手にあるベイシアという大きなスーパーの角にスズメバチの大きなフィギュアと一緒に目立つ看板があるためすぐにわかると思います。
合間の時間などにちょっと立ち寄ってみると話のタネにはなると思いますよ。
およそ9ヶ月ぶりのキャンプ、そして今年初めてのキャンプでしたが、実は9ヶ月前とは決定的に違う、ちょっと感動することがありました。
それは長男の変化である成長です。
これまではあまりキャンプに積極的ではなく、準備している時もイヤイヤ手伝っている感全開でしたが、今回は言われる前に進んで準備を手伝い、これまでは私と妻で一緒に設営していたテントを長男と妻と二人でできるようになり、その分私が別なことをすることができたため格段に設営の時間が短縮されました。
また、これまでもやっていた焚き火の準備に加えて、その後の焚き火の面倒も見てくれるようになりました。
これは撤収時にも言え、ふと気づくと今回のキャンプは設営も撤収もこれまでにない楽さでした。
また、長男も自分が役割を果たせた、家族に貢献できたと感じたらしく、充実したとてもいい顔をしていました。
今回は私の怪我もあり家族としては再出発の感がとても強かったキャンプでしたが、それに加えて子供の成長をとても強く感じることができ、私にとってはとても感慨深いキャンプになりました。
今後我々夫婦はどんどん年を取っていき、体力的にキャンプはキツくなってくるかもしれないですが、今回成長を強く感じた長男だけではなく次男も成長していくに連れ出来ることが増えてくることを考えると、キャンプのスタイルも少しずつ変わっていくのかなという予感を感じ、益々今後の我が家族の日々が楽しみになる初キャンプでした。
また、今回のキャンプで私の体がキャンプに耐えられることが証明されましたし、週末キャンプでもそれなりに楽しめることが分かったので、これからバンバン週末キャンプに出かけたいと思います!
次はどこに行こうかな〜。関東近辺でオススメのキャンプ場があれば教えて下さい!
終わり
2017年6月17日
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